土木技術者

私は主に2つの仕事をおこなっています。1つ目が構造物をつくるにあたって物の高さ・位置・距離などを測る「測量」です。正確な測量を行うためにまずは図面の確認・修正をソフトを使って行い、現場で実際に測量を行っています。2つ目が現場で安全に作業ができるように作業個所の点検・確認を行う「安全管理」です。現場の中では高所での作業や機械作業など危険が伴う作業が多くあります。その中で事故なく作業員さんたちに安全に作業を進めていただくために、日々作業箇所の点検や危険箇所の周知を行っています。

就活の際に地元に貢献できる仕事がしたいという思いと、地域の方々が安心して暮らせる環境づくりができる仕事がしたいという思いで仕事を探していました。大学で土木を専攻していたこともあって、土木関係で100年の歴史を持ち、地元地域で広く・長く活躍してきた占部建設工業に入社しました。

一級土木施工管理技士の資格取得が目標です。この資格を取得すると今以上にできる仕事の範囲が大きく広がります。まだまだ知識や技術が足りない身ではありますが、まずは資格を取得し土木技術者として、はやく一人前になることが今の目標です。

慎重な人が土木関係の仕事に向いていると思います。工事現場には様々な危険が潜んでおり、ほんの一瞬の油断が大勢の命を脅かすような重大事故につながる可能性もあります。事故が起きれば、自身や周囲の人がケガをして工事が進まなくなってしまうだけでなく、会社の信頼を失ってしまうことになります。そのため日々慎重に作業を行っていける人が向いていると思います。

人々の生活に欠かせない道路や橋などのインフラ整備を行う土木工事は、自分の作ったものを多くの人が利用し生活していきます。また出来上がるまでには多くの知識や技術が必要であったり、いろいろ大変なことがあったりしますが、出来上がったものが何十年も残り続けます。この職業は何十年も多くの方に利用されるモノづくりができる数少ない職業だと思います。ぜひ興味のある方は土木関係の仕事を選んでみてください。